「リフォームは買われた方の好みで」という私の思い。築30年の物件でしたが、意思を曲げずに売却できました。
春日部市豊春に2LDKのマンションを所有していました。もともとは夫婦二人で12年ほど住んでいましたが、高齢の親と同居することになり手狭になってしまったため他に一軒家を購入しました。
売却も考えたのですが、世間的に不動産が売れない時期だったこともあって貸し出すことにしました。月々のお家賃がおこづかいになればいいと軽い気持ちで貸し出しましたが、大家さんというのはなかなか大変。というのも同じ方に長くお貸ししていたので、時間が経過するにつれ、いろいろと修繕しなくてはいけないところが出てきてしまいました。自分の住まいでしたら簡単に済ませるようなことでも、やはり他の方が住んでいるとなればきちんと業者を呼んで修繕をして…。費用も手間も時間もそれなりにかかりました。
そこで住んでいた借主様ご一家が引っ越されるのを機に売りに出すことにしたんです。修繕費以外にも修繕積立金や固定資産税もかかるし、売ってしまったほうが負担のない状態だったんですね。
最初は別の不動産会社さんに相談しました。売却に際しては私のこだわりがあって、部屋のリフォームは新しく購入される方にお任せしたいと思っていました。というのも、新しく住む方の好みもあるのに私が壁紙などを選んでしまうのは違う気がしたんです。
加えて、リフォーム費用が200万円ほどかかるとわかったため、ならばリフォームせずに安くお売りして、購入された方の好きなようにしてもらうほうが親切だと考えました。
でもその不動産会社の方から「築30年の物件で壁紙も相当汚れているため、このままでは買い手がつかない」と言われました。「購入する方は物件を下見した時の印象で決めるものですから、リフォームしたほうがいいですよ」と言われたのは、すごく納得できる内容ではあったのですが、やはりお部屋のことは買い手の方にしていただくのが最善という気持ちは変えられませんでした。
そうなんです。たまたまマルヨシさんのチラシを見て電話をしてみたところ、すぐに営業の松村さんが豊春のマンションまで来てくれました。その際、リフォームはしないまま売りに出したいことをご相談したところ、ダメだとは決して言わず真剣に話を聞いてくださって…。そして「分かりました、それでいきましょう」と言ってくれました。「売りたい人の気持ち」までちゃんと聞いてくれる方であること、そして地元に強い会社さんということもありお任せすることにしました。
豊富なネットワークを活用して積極的に情報を流していただきましたが、新しい物件に比べるとやはり時間がかかったようでした。でもその間も随時、物件のお問い合わせ状況を書面や電話で伝えてくださっていたので安心していました。壁紙についても「やっぱり貼り替えたほうがいいのかしら」とご相談もしたのですが、結局は初志貫徹。相手の方の思う通りにリフォームしてもらいたいという考えは曲げずに進めさせていただきました。
松村さんは粘り強くがんばってくださって、やがて1年弱で買い手が見つかりました。その時は肩の荷が下りたような気がして本当にほっとしましたね。
面倒な手続きも全て松村さんから丁寧に教えてもらえたので、とてもスムーズでした。「司法書士のところへはこの書類を持っていくといいですよ」など、説明も分かりやすかったですね。
今の自宅は駅近で便利、ご近所の方もいい方ばかりなので当分はこのままですね。やがて年をとったらシニア向けの物件に引っ越したくなるかもしれないけれど…。そしたらまた松村さんにお願いできればいいですね。やはり、親身になっていただけて、お話もしやすいというのが一番だと思いますので。ただ、その頃は定年されて悠々自適でいらっしゃるかもしれないですね(笑)。