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マンションは価格下落・中古戸建ては価格上昇。売り時はいつなのか

首都圏中古住宅市場では、中古マンションの成約件数の減少と成約価格の下落が続き、在庫件数も増えています。一方、中古戸建住宅は成約価格の上昇が続き、在庫件数は減少傾向にあります。

同じ中古住宅でも、マンションと戸建てで市場の動きがはっきりと分かれてきました。

中古マンションは成約・価格ともに前年割れが続く

首都圏の中古マンション市場は、8月までに成約件数は5ヶ月連続の減少、成約価格も4ヶ月連続で前年を下回っています。

8月の成約件数は前年同月比10.5%減で、6月の1.3%減、7月の8.6%減から減少幅が大きく広がりました。成約平米単価は前年同月比3.8%下がり、前月と比べても成約価格は2.6%、成約平米単価は3.1%の下落となりました。

在庫件数は、前年同月比8.2%増と6ヶ月連続で増加しました。増加率は月を追うごとに大きくなっています。売り出される物件が積み上がるなかで、買い手がつきにくくなっている状況がうかがえます。

中古戸建ては価格上昇と在庫減少が続く

中古戸建住宅の動きは、マンションとは対照的です。成約件数は持ち直し、価格も上昇を続けています。

8月の中古戸建住宅の成約件数は前年同月を上回り、2ヶ月ぶりに増加しました。7月は4ヶ月ぶりに前年を下回ったものの、4月から6月までは3ヶ月連続で増えていたため、成約の勢いは大きく崩れていないとみられます。

平均成約価格は3,960万円で前年同月比1.7%上昇し、8ヶ月連続のプラスとなりました。前月比でも0.7%上昇しています。さらに在庫件数は前年同月比1.2%減と7ヶ月連続で減少しており、マンションとは逆に、需給が引き締まった状態が続いています。

なぜ戸建てが人気なの?

戸建て市場の堅調さは、戸建てそのものの人気が急に高まったというより、マンション市場で起きた変化から説明できます。

中古戸建て

8月の首都圏中古マンションの平均成約価格は5,129万円で、中古戸建ての3,960万円とは1,000万円以上の開きがあります。加えて、2025年に成約したマンションの平均専有面積は62.66平米と2年連続で縮小しており、価格が上がる一方で狭小化しています。

これに金利の上昇が重なり、同じ月々の返済額で借りられる金額が小さくなったことで、価格の高いマンションほど手が届きにくくなっています。

限られた予算の中で、手が届きやすく、広さを確保しやすい戸建てに目を向けるのは自然な流れといえるでしょう。

まとめ

在庫が減り、価格も上がっている中古戸建ては、売り手に有利な局面といえます。一方、中古マンションも、下落局面だからこそ価格がまだ高い水準にある今のうちに売り出すというのもひとつの選択肢です。

いま売るべきかを判断する材料として、まずは査定で自宅の相場を知っておくことをおすすめします。

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