世界都市順位 東京が2位に
世界の都市総合力ランキング(= GPCI)が昨年12月に発表され、東京のランキングがニューヨークを抜いて3位から2位に上昇しました。GPCIは世界48位までの都市ランキングを毎年末に発表しておりますが、東京の他に大阪が前年の35位から18位、福岡が同42位から40位に順位を上げています。GPCIは(株)森ビル傘下の森記念財団都市戦略研究所が運営しています。全体のとりまとめは明治大学の市川宏夫雄教授が行なっておりますが、他の委員は米国人2名、英国人2名、オランダ人とシンガポール人各1名で、いずれの委員も著名大学の教授職にあり、高い専門性と公正性を保っております。

GPCIは世界の都市の成長と発展に寄与したいという故・森稔社長の理念の下に2008年に発足しております。単にランキング結果に着目するだけでなく、膨大な調査資料の蓄積が多くの国の行政や企業の都市政策や開発立案に役立っていると高い評価を受けております。東京が2位に順位を上げた理由は何と言っても居住性が1位という点です。東京に抜かれ3位になったニューヨークの居住性は44位となっており、高騰している家賃や物価、治安の悪さが評価を下げている様です。一方、東京の経済が12位になっている理由は円安に因りGDPや株価時価総額がドル換算で低く出ている為と思われます。


出典:Global Power City Index 2025
シニアの為のダイエット
標題のテーマに合わせ、弊紙125号「私の推し」に登場した当社社員中川ジョー一郎君に再登場して貰ました。右の写真はAIフェイクではなく本物の写真です。それもそのはずで中川は前職がスポーツジムのパーソナルトレーナーでNSCA-CPTという米国の団体が発行している認定資格も得ており、一般人だけでなくアスリートの指導も出来ます。NSCA-CPTの資格取得には解剖学や生理学なども含めた広範な専門知識が必要であり、身体作りの基礎から勉強しております。中川は現在売買営業部の営業マンとして忙しい日々を送っておりますが、昔取った杵柄で「シニアの為のダイエット法」というテーマで投稿して貰いました。ダイエットと聞くと多くの人は「カロリーを制限して食べなければ痩せるだろう」と考えますが、これは間違いでダイエットの為にはPFCバランスを維持する必要があるというのが彼の持論です。PFCとは三大栄養素の頭文字を取った言葉でタンパク質(Protein)脂肪(Fat)炭水化物(Carbohydrate)を指します。PFCバランスについては厚生労働省も基準を発表しており、内容は「タンパク質13~20%」「脂質20~30%」「炭水化物50~65%」の配分が理想的と推奨しています。詳細を左表にまとめてみました。

中川はパーソナルトレーナーとして多くのシニアのお客様に無理ないダイエットと理想的な体作りを指導して来ました。その結果、左記の4つのルールが一番効果があるという結論を得たとの事です。
【ルール①】ダイエット中でも良質なタンパク質を摂取する為に魚は勿論、肉を摂取してもOK。但し、脂身の多い豚のひき肉や鶏肉の皮は避ける。鶏のささみやむね肉が良い。豚・牛肉は赤身肉が良い。ソーセージ。ハムなどの加工肉は保存料も含有しており避ける。
【ルール②】血糖値を急上昇させると空腹感が増し脂肪を溜め込み易くなる。食べる順番を野菜➡汁物➡肉・魚➡炭水化物にすれば血糖値は穏やかな上昇になる。
【ルール③】高齢者であっても常日頃から一駅前で降りて歩いたり、エレベーターでなく階段を使う習慣を身に付けるべき。運動不足が続くと消費エネルギー量が減少して太りやすくなる。筋肉量が下がると代謝が悪くなる。
【ルール④】上記写真にある様なPFCバランスを意識した食生活を実践して行く事。「食べなければ痩せる」では体を壊します。
【ベストセラー紹介】科学的に証明された 凄い習慣
本書は昨年7月に発行され、僅か5ヶ月で40万部も売れた超ベストセラーです。著者の堀田秀吾氏は米英の大学で学ばれ言語学博士でありながら、明治大学法学部教授を務めワイドショーのコメンテーターもなさってマルチタレントぶりを発揮されています。これだけお忙しい方でありながら本書の巻末に列記した参考文献数は240冊を超え、そのほとんどが英語で書かれた文献であり非常に丁寧な仕事をされております。
本書を読んで、多くの読者が堀田理論に共感したのではないかと思います。例えば毎日英単語を5つずつ覚えるとか、スクワットを50回やるとか目標を決めてスタートしても続かない事が多いです。続かない理由を従来は本人の意思が弱いとか気合が足りないという言葉で片付けようとしておりましたが、堀田理論は気合や精神論の問題ではなく脳の初期設定が悪いのが続かない原因だと説明しています。脳の性質や機能をよく考えて脳を上手く使う方法を熟知すればもっと楽に自然と習慣化出来ると説いています。
今号では「①仕事」「②勉強」「③健康」の3章55項目の中からごく一部を抜粋してご紹介致します。項目番号を付しておきます。
[04] 作業はあえて切りの悪いところで止めておく。切りが悪い所であれば、次回脳は直ぐに反応してその作業を始め易くなる。ゼロから始動させるより完結していない状態にしておいた方が作業に入り易い。
[07] コーヒー豆には睡眠不足や疲労の原因とされる活性酸素によって破壊された脳細胞を修復する効果がある。従い、コーヒー豆の良い香りをかげばストレスを軽減できる。但し、カフェインは5~7時間体内に残るので夕方5時以降の摂取は控えた方が良い。
[08] 歯磨きは脳の疲れを取り取り除きリフレッシュさせる効果がある。頭を使った後に歯磨きをすると明らかに脳の疲労が回復し、リフレッシュ効果も高まる事が認められている。中でもミント味が最も効果がある。
[12]&[13] アイディアが求められる仕事をする場合は適度に散らかっていて、程よい雑音がある環境の方が良いアイディアが湧いて来やすい。整然、無音の部屋では発想が湧かない。
[24] 自分の好きな内容から勉強をし始めればモチベーションがアップする。朝は思考を必要とする勉強、夜は暗記ものが向いている。
[32] こまめに休憩を取る事が仕事の効率を高める。ぼーっとする、ストレッチする、おしゃべりをする等。休憩中はリラックスする事。
[42] 空腹状態が続くと、血糖値が下がりイライラが募って人は攻撃的になり易い。これは食事を取らない事で血液中のブドウ糖が消費される為。処方箋としてはラムネなどのブドウ糖を含む食品や果汁100%のジュースを摂取する事で短時間で血糖値を上げられる。
[48] 映画鑑賞は脳の活性化に効果がある。但し、家で映画を見るのはお奨めしない。大勢で感動を共有すれば軽い有酸素運動になる。
[50] 睡眠不足の弊害は大きく寝だめも効果は無い。きっちり睡眠を取った人が勝ち。睡眠が足りないとアミロイドβが脳に蓄積され、認知症罹患率が高まる。睡眠不足の人は気持ちが不安定になり易く、ネガティブな情報を受け取るといつも以上に精神的に落ち込んでしまう事が分かっている。
「凄い習慣」の後編④⑤⑥章は次号に続きます。
フィジカルAIの時代へ
今年の1月6~9日米国ラスベガスで世界テクノロジー見本市「CES2026」が開催され世界4500社が参加し自社製品の披露を行いました。CES (=Consumer Electronics Show)は1967年に発足し毎年開催される歴史のある見本市で過去にはソニーのウォークマンやシャープの薄型液晶TVなど日本製品が脚光を浴びた時代もありました。従来は家電見本市の様になっておりましたが、最近はデジタル分野の製品が多く出品される様になりました。今年は特に「フィジカルAI」の製品が数多く披露され、フィジカルAI元年と称される様になりました。
フィジカルAIの話に入る前にフィジカルAIが誕生するベースとなっていた産業用ロボット(左写真)について説明させて下さい。実は国際ロボット連盟の2024年の統計によれば日本は産業用ロボットの生産に於いて世界シェアの38%を握り世界一位の座にあります。メーカー別シェア順位でもトップ10社の内6社が日本企業になっています。産業用ロボットについては日本が世界一で良かったねと言う話ですが、フィジカルAI活用ランキングでは日本はかなり出遅れており世界9位です。産業用ロボットの成功にあぐらをかき過ぎたという酷評をする評論家もいます。
ここで従来の産業用ロボットとフィジカルAIは何が違うのか説明致します。産業用ロボットは「プログラム通りに動き環境変化には即対応できないロボット」です。一方のフィジルAIロボットは「自分で状況を理解して意思決定を行い結果も自分で評価するロボット」です。指示待ちだった産業用ロボットから知能を働かせて自立して動くフィジカルAIロボットに転換して行く時が今年という事です。AIロボの売上は現在ゼロですが、15年後の2040年には市場規模60兆円と予想されており日本が世界を席巻する様になって欲しいと思います。
少額減価償却資産の特例活用
1月25日(日)当社顧問税理士の田中博史先生による「不動産オーナーの為の確定申告」セミナーを開催致しました。今年で8回目になる恒例、好評のセミナーです。2時間に亘るセミナーの内容は盛り沢山で抜粋が出来るものではありませんが、これだけは覚えて帰って下さいという内容を敢えて一つ取り出せば「少額減価償却資産の特例」ではないかと思います。この特例は30万円未満の備品や工事を2026年3月31日までに取得すれば全額経費として落とす事が出来るというものです。現時点では決まっておりませんが、この特例は上限を40万円に引き上げ、更に3年間延長される予定です。(昨年暮れの税制大綱には記載あり)
賃貸経営の基本として、「減価償却」と「経費計上」のお話を今回もさせて頂きましたので簡単におさらいをします。例えばガスコンロをIHヒーターに切り替える工事をしようとします。仮に、費用を24万円とした場合、器具・備品ですから6年の耐用年数となっており一年あたり24万円÷6年=4万円の減価償却費を計上する事になります。一方、「少額減価償却資産の特例」を活用すれば24万円を一年間で一括経費計上出来ます。どちらがお得でしょうか? 皆様の賃貸住宅は築年数が若ければ、賃料を高めに設定でき、修理・営繕費用の出費も少なく後年に比べると大きな利益を産み出す事が出来ます。逆に言えばその分沢山税金を払う事になります。従い、物件の築年数が若いうちに、リフォームや修繕代金を経費計上すれば節税に繋がり、よりお得だという事はご理解頂けると思います。更に、早めに修繕やリフォームをしておけばクレーム削減、設備更新による家賃維持や空室撲滅に繋がり賃貸経営の安定をもたらします。
一方、ユニットバスやシステムキッチン一式の交換は建物付属設備の資本的支出となり減価償却の対象になります。その耐用期間は15年になるので家賃収入が減り、修繕費用が増えて利益が減った頃に経費計上しても節税効果は余りありません。「少額減価償却資産の特例」は備品の内容に関わらず、金額で区切って30万円未満であれば一括経費計上出来るという優れものです。少額減価償却資産の特例は合計が年間300万円を超えない事や青色申告の事業者である事などの条件が付いています。特例には関係ありませんが、金額として30万円を超える場合でも「原状回復に要すると認められる部分の工事・備品費用」は「修繕費」として全額経費計上出来ます。
「食の真髄 油と酢飯」
シンガポールで日本食レストラン70店舗を経営し年商180億円(25年度)上場も果たし大成功している日本人創業者がおります。35年間に及ぶ怒涛の店舗経営で彼が拘った食の真髄は「油」「酢飯」でした。彼の拘りは自身の食感だけでなく、科学的な分析を加えているところに特徴があります。
【油】油(脂質)は本来無味無臭で調理の脇役と思われています。脇役どころか健康を考えると負のイメージが強いです。然し、油は口の中で唾液によって分解されると、舌にある味を感じるセンサー(味蕾)を活性化させ料理の優劣を決める重要な存在になります。油により食材が持つ甘味や旨味をより強く感じる様になり、料理全体のコクが増します。油料理の代表格である揚げ物が多くの人に好まれている理由は、表面がサクサク、カリカリで内側がジューシーな「食感のコントラスト」が絶妙だからです。油は過熱により香ばしい香りが生まれ脳内で幸福感をもたらすエンドルフィンや快楽を司るドーパミンが分泌されます。
【酢飯】世界に誇る日本食の代表格は「寿司」ですが、寿司が白米で出来ていたら何貫も食べられるでしょうか? 酢飯にした理由は酢に含まれる有機酸が魚介類特有の生臭さ成分(トリメチルアミン)を消してくれるとか、酢には雑菌の繁殖を抑える防腐作用があるという理由から出発しました。然し、長所がもう一つありました。さっぱりした食感です。酢の酸性には唾液によるデンプンの糖分解を緩やかにする作用があり、白米に比べて甘さが口に残らず、さっぱりと食べられるという利点です。これが酢飯にした事により何貫食べても飽きない理由です。今や「酢」は血糖値の上昇を抑えたり、酢に含まれるクエン酸が胃液の分泌を促して消化を助ける健康面のメリットが沢山ある事が分かりました。
酢飯や握り寿司が生まれたのは今から19世紀初頭の江戸時代後期。我々の祖先の鋭い感性や気づきに敬服するばかりです。
今後の勉強会の開催予定
場所:(株)マルヨシ本社ビル2階研修室


ご参加希望の方は事前に
お電話 048-940-0880 又は seminar@0021.to にメールでお申込み願います。
※入場無料/要予約
弊社管理物件入居率 97.96%【2,754戸(-5戸) 2026.1.31現在】






